コラム

2009/08/03

婚活が不況を救う(新潟・TH)


▼最近、巷で何かと耳にする言葉といえば『婚活』。結婚活動…略して『婚活』だ。今やテレビドラマになるほどのブームを巻き起こしている

▼昔のように、頼まれてもいないのに結婚相手を紹介する「世話好きおばさん」が姿を消えつつある昨今、適齢期になれば自然に結婚できるという時代ではなくなってしまった。積極的に「結婚したい」と考えるのであれば『婚活』なくして結婚できない時代なのだ

▼都内では『朝婚族』なるものが増えているという。出勤前の時間を使って午前6時半に都内のオフィスビルに男女が集い、お見合いパーティーを開いているそうだ。なんでも夜は残業で忙しい人や朝だとお酒が入らず、相手の本質が見えるからいいのでは?!と言った人々が参加していると言うのだ。しかし、朝の6時半からとは驚いたものだ。朝が苦手な筆者には到底できない話だが…。?運命の人?に出逢うためには、朝の貴重な時間も惜んで活動するくらいの意気込みも必要なのだろう

▼さて、この婚活。今や地方自治体までもが、積極的に出会いの場を提供する事業を実施している。新潟県でも「出会いサポート事業」として、佐渡一周クルージングや夏の弥彦で浴衣パーティーなどさまざまなイベントを行っており、なかなか好評を博しているようだ。こういったイベントが広がっていけば、地域の活性化にもつながり、明るい兆しが見えてくる

▼そしてもし、結婚が決まれば結婚式に始まり、新婚旅行、家具や家電の調達、ベビー用品の購入―と言った見方もできるとする。もしかしたら『婚活』はこの長い不況を救う救世主なのかもしれない。(新潟・TH)

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