コラム

2009/08/21

帰省の道路は大渋滞(茨城・TY)


▼夏休みの「帰省派」がことしは急増した。我が家もお盆を群馬の故郷で過ごした。懐かしい景色に囲まれてのしばしの休息と先祖供養。子持ちになってからは毎年こうして過ごしている。いつもどおりといえばそれまでだが、行き帰りの道路は違った

▼自宅がある茨城県水戸市と故郷の群馬県前橋市を結ぶ走行距離約140?。全線開通も間近、部分供用している北関東自動車道を利用するドライバーが増えたのだろう。時間帯で違いはあろうが、国道50号はいつも混雑するエリアだが今年はスムーズにストレスなく沿線市町村を通過できた

▼しかし、走行中も高速のインター入り口へのアクセス道で、車がつながる様子が見え、ETC割引拡大の影響から、高速は混雑していたのかもしれない。同じ茨城を走る常磐自動車道では13日夕方の情報で、日立中央インターと日立南太田インターの間で約15km渋滞。通行量は倍以上だったことを後で知った

▼マイカーは移動の手段だけではない。ファミリー向けのワンボックスやミニバンが普及。車内にはナビやテレビ、冷蔵庫など、部屋で過ごすと同様にコンパクトな製品が揃えられ、家族だけの空間をより楽しめるようになった。より家の中に近い環境が簡単に味わえ、いわば「動く自宅」での快適な移動が一般的になった

▼政府がETC車に限り、高速道路料金の休日1000円を導入して数カ月。30日に行われる衆院総選挙のマニフェスト(政権公約)に民主党は高速道路の順次無料化を盛り込んだ。総選挙をひかえ、やはり現実的に道路から目が離せない。それだけ我々には道路が重要なものなのだろう。(茨城・TY)

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