コラム

2009/09/02

雑学の利用法について(群馬・II)


▼最近、TVのクイズ番組をよく見るが、どの番組も趣向を凝らした問題が多く楽しめる。問題の傾向も、発想力を活かしたものや、知識、雑学などと数が多く、飽きられない工夫がされ、玉石混淆にならず、質の高い番組を提供している製作者に感心させられる

▼特に雑学などは、マニアックな問題が多く、誰がこんなことを知っていたのだろうと感じる。だが、難しい問題も解いてしまう回答者を見ると、高学歴で頭がいいのだろう。中には、学歴では無く人生経験で答えていると言う人もいるようだが、少数派だ。その少数派が健闘すると、見ていて実に痛快だし楽しくなる

▼雑学やうんちくなどは、率先して覚えるものではなく、いつの間にか覚えていたことが積み重なったものなのだろう。さらに、常に雑学をひけらかすのでは無く、いつのまにか披露しているといった状態が一番望ましい。普段披露する機会など早々ないが、一度披露すれば場を盛り上げるなど、様々な場面で活用できるものだ。だが、間違ったことを披露すれば、誰も聴いてくれなくなる

▼何事も正誤の判断は難しいものだが、よく考えて行わなければならない。誤ったことや間違った作業を覚えてしまい、人災などの大きな災害を招いてしまうことがあるかもしれないからだ。間違った知識を覚えないためにも、間違っているか確認する作業が必要になるだろう

▼雑学でも何でも、間違ったことを覚えず、活かせる場面を間違えないで使うことが大事である。人間、解っていても実践することは難しい。だが、雑学を活かせる一瞬のために、知識を蓄えて行き、使える場面で活用したいものだ。(群馬・II)

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