コラム

2009/09/17

車の次世代エネルギー(山梨・SA)


▼21年7月の新車販売台数ランキングで、トヨタ・プリウスが2万7000台を超える販売台数で、多種に比べ目に見えて好調だ

▼これは、環境対応自動車(エコカー)購入補助事業の導入で、買い替えにより、お徳感を感じさせた。当然の成り行きだが消費者に対して関心の受けも良く、車離れが続き販売不振だった業界に大きな経済効果を生み出しているようだ

▼一方で、電気自動車を投入するとして、日産自動車から具体的な動きが見られた。それは、2010年後半に発売を予定している電気自動車で、公表された車名は「日産リーフ」。この名前は、大気を浄化するクルマとしての役割を持つとして「リーフ(葉)」から由来したもの。気になる走行距離などについては、1回の充電で160kmの走行が可能。充電時間は家庭用100Vで16時間、200Vでは8時間、急速充電を使用すると30分とう。いずれなくなると言われている石油の動向を見ると先進的で、価格面や充電スタンドの整備など、ニーズに見合った部分を確保することで、シェアを確保できるのではないだろうか

▼太陽光での動きとして先日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで、ソーラーカーレース鈴鹿2009が開かれた。8時間にもおよぶ耐久性を競ったもの。近く車の天上部に太陽光システムを埋め込み、電気などと供用しながら走るのも当たり前の時代となるだろう

▼自動車業界も、不可能で、まさに夢に近かったような技術を次々と実現へと進めている。かつてアニメで見たことのある、宙に浮く車やスクーターのお出ましもいよいよ近い現実なのかもしれない。(山梨・SA)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら