コラム

2009/11/11

巣ごもりシルバーウィーク(山梨・OS)


▼やめられない止まらない―。最近世間を騒がしている薬物のことでも、ロングセラーのお菓子「かっぱえびせん」のキャッチフレーズでもない。アメリカのテレビドラマ「24」だ

▼シルバーウィークの暇つぶしにDVDでも見ようとレンタル店に出かけ、手にとってしまったのがことのはじまり。以前から話題になっていた作品。興味はあったが、アクションものなら、テレビドラマよりスケールの大きい映画だろうと、見ることはなかった

▼このドラマはアメリカ政府とテロリストとの1日(24時間)の戦いを描いたもので、ドラマの中と現実の時間がシンクロして展開していく。つまり1話(1時間)でドラマの中の世界も1時間進み24話で一旦完結する。一旦というのはアメリカドラマの特徴で、ドラマがヒットすればパート2・3と、ドラマの続きが制作されるからだ。このドラマは続編もまたヒットを重ね、現在パート7まで公開されている

▼レンタル店の店頭に、そのパート7がレンタル開始したという広告があった。「ついにパート7まできたか」と思いながら新作のDVDが並んだ棚に足を運ぶ。アメリカの人気俳優キーファーサザーランド演じる主人公ジャックバウアーの顔が並んでいた。ケースを手に取りパート1から借りてみることにした

▼結果シルバーウィークは全て「24」に費やすことになった。最近は外出せずに家でDVDを観たりインターネットで買い物をしたりして休日を過ごす「巣ごもり消費」が増えていると聞く。筆者のように「24」のせいで巣にこもらざるを得なくなった人々が、この消費を後押ししているのだろうか。(山梨・OS)

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