コラム

2009/12/01

価格差の不思議(群馬・II)


▼ふと立ち寄る店や理由もなく行ってしまう店がある。筆者の場合は、家電量販店と本屋に良く行

く。特に家電量販店は、商品を見ているだけなのに飽きることはない。何店も見ているうちに、テレ

ビショッピングと比べると価格が意外と高く感じる

 

▼このような疑問は、何故か忘れず記憶に残ってしまうもので、家電量販店に勤める友人に聞いて

みることにした。友人が語るには、テレビショッピングと量販店では、間を通る業者の数が違うので

、どれだけ値引きしても早々勝てないだろうというものだった

 

▼確かにそうだろう。途中に業者が入らなければ中間マージンもなく、大幅な値下げができる。量

販店が早々勝てないと言うのも納得できることだ。また、友人が言うには、他店よりも価格を抑える

ために、なかなか値下げに応じられなくなっている。その分ポイント制を導入しているとのことだ。

値引き交渉をする客が減っていることもうなずける

 

▼最近は、エコポイントや店独自のポイント制などさまざまなサービスが出てきている。ただ、そ

の場では使えないが、後々使えるポイントは、料金を見るだけではどれだけ安くなっているのか判断

がむずかしい。最近は、買う側も様々な情報や知識を求められる時代になってしまったようだ

 

▼消費者は、どのような商品でも、当然だが安くかつ品質の良いものを選択する。販売者や制作者

は、その要望にどれだけ近づけるかが課題となる。まだまだ、不況下で商品が売れない時代が続くと

思う。消費者は、安く買う方法を日々模索している。今後も供給する側の企業努力が試されて行く。

(群馬・II)

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