コラム

2010/02/03

エコな生活を意識して(群馬・KS)


▼ここ数年、地球環境を懸念する声が、ますます世間に浸透してきた。日常的に流出する情報の中で、環境問題を意識した内容が、住宅をはじめ家電製品などのコマーシャルで増加している

▼かつて訪れたドイツでは、食器洗剤があまりにも健康優先に考えられているのに驚かされた。1999年の映画『シックスセンス』(ブルース・ウィルス主演)では、洗剤を飲まされ、殺害された少女が幽霊になって登場するが、ドイツの洗剤だったら死なずに済んだかもしれないな―と、安易に思った

▼ドイツの生活でも当然ながら使用する食器洗剤。あるドイツ人は、日本は無駄にあふれていると話し、目の前の洗剤を手に取り「極端な話し、この洗剤には毒が入っていないから、飲んでも害はない」と話した。事実、ドイツでは食器の泡を洗い流さない。もちろん洗い流さなければいけない洗剤もあるだろうが、水質が硬質であるヨーロッパ諸国では、水を大切にしている。ドイツでは、食器洗剤にレモンエキスを配合している商品が多いらしく泡を洗う水が不要らしい。文字通りの「エコ」である

▼日本でもここ数年、買い物にエコバックを持参し商品を選ぶ姿をよく見かけるようになった。メディアが手伝ってか、世間は「エコ」化している

▼エコ意識は、日本社会に組み込まれ、ブランド化した気さえする。「エコ」という言葉を客観視するだけでなく、エコロジー(環境保護)の意図を自ら認識し、さらに向上したいと思っている。まずは手頃なところから蛇口に「節水」とラベルを貼り、今更だが意識向上の手段のひとつとして実行してみようと思う。(群馬・KS)

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