コラム

2010/03/04

圏央道、東へ伸びる(埼玉・HS)


▼埼玉県内の圏央道が東へ伸びていく。桶川北本ICが今月28日に開通し、川島ICまでの5・7kmが供用となる。国土交通省では開通日に、地元自治体の関係者などを集めた式典を開催。また、桶川市と北本市では開通に先立つ21日に「圏央道ウォークフェスタ2010」と銘打った、開通間近の高速道路を体感するイベントなどを開催し、圏央道が開通する地元の機運を盛り上げていく

▼圏央道は都心から半径およそ40〜60kmの位置に計画されている総延長約300kmの自動車専用道路。現在までに、埼玉県内の青梅IC〜川島IC間の27・5kmを含めて約96kmが開通している。埼玉県以外で今年度中に開通するのは、海老名JCT〜海老名IC間(1・9km)と、つくば中央〜つくばJCT間(4・3km)がある

▼先日私用で、桶川北本ICの近くを車で通ったので、近接する桶川市営の城山公園に立ち寄った。公園の直ぐ隣では、桶川北本ICへのアクセス道路となる上尾道路の工事が進んでいた。また、川島町側の荒川河川敷には本田航空?の飛行場があり、セスナなどの軽飛行機を間近に見る事ができた。桶川北本ICの開通は、城山公園や本田航空?の飛行場の利用者などに大きな変化をもたらすだろう

▼国の22年度の道路予算案は20%も削減され、全国各地で事業の凍結が懸念されいる。ただし、この圏央道は例外のようだ。今後埼玉県内では、菖蒲白岡IC〜久喜白岡JCT間が22年度に開通し、残りの部分全ては24年度の供用を目指して施工中だ。圏央道は地元の期待と首都圏の道路交通の明るい未来に向けて東へ伸びていくのだ。(埼玉・HS)

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