コラム

2010/03/11

進化に変化する勇気を(埼玉・YW)


▼昨今、温暖化が叫ばれ、また、暖冬とも言われながら2月は中旬までに8日間も雪が降るという逆に恐竜時代を終わらせたと伝えられる氷河期かと思われた。環境破壊があらゆることに発生し、地球も生き残り・進化どころか「維持できるのか」とさえ危惧する

▼ダーウィンの「進化論」をほんの一部さわりを紹介すると、生き残るには大きく変化しなくてはいけないし、変化したから生き残れる―とある。動植物だろうと、人間だろうと生き残りのためには、甘えの部分を絶ち、生活習慣と心を変えなくては、とりわけ人間は長生きできない。医学の進歩に頼っているだけではいけない

▼大きく変化した業者で、世間一般で広く流布されるのは任天堂ではないだろうか。上田・埼玉県知事は様々な場で「小さいころは花札製作会社だと思ったら、今は世界に冠たるソフトウェア企業になった」と口にする。筆者の少年期も正月は任天堂の花札で時間をつぶしたものだが大変な業種転換と感心する

▼新聞業界、つまり紙媒体のマスコミはどうか。パソコンの検索時間が新聞や読書時間より長くなったと言われる。また、老舗デパートの店舗閉鎖でも分かるように専門店、スーパーより通販とネット販売が売上げが多い時代となったようだ。人の生活スタイルが激変している

▼鳩山内閣は、しきりに建設業に対し異業種への挑戦、海外への進出を政策方針として推奨する。海外に進出するという、殻を割って脱皮し進化し姿を変えて生き残れるのだろうか、建設業は必死にもがいているのかもしれない。専門紙も変化の勇気をもって、外界を眺め判断する時は近い。(埼玉・YW)

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