2010/04/12
映画「アバター」について(山梨・OS)
▼映画「アバター」を観てきた。大ヒット映画「タイタニック」のジェームズキャメロン監督が12年ぶりに発表した超大作。最新のCGを使った映像に加え最近流行の3D映像や独創性豊かなキャラクターなど、ワクワクドキドキする要素がふんだんに盛り込まれている
▼中でもCGで造られたキャラクターにはびっくり。まるで人間が演じているかのようにCGのキャラクターが繊細な演技を見せる。この先、人間の俳優は必要なくなってしまう時代が来るのではと思わせる出来だ
▼ストーリーはパンドラという惑星に住むナヴィと呼ばれる種族と、そこにある鉱物を奪おうとする人間との対立がメーン。人間はアバターと呼ばれるナヴィ族そっくりの仮の肉体を使って人間との和解を試みるが失敗。ナヴィと人間との武力衝突へと発展してしまう。分かりやすいストーリーに幻想的なビジュアル。ラブストーリーも交え、全編3Dでガンガン迫ってくる。そしてラストはもちろんハッピーエンド。映画を見にきたというより、遊園地でアトラクションを楽しんだといった感覚に近い感じだ
▼観客に分かりやすく、ドキドキワクワク、メルヘンチックに、愛と感動そして驚き。「みなさん、これが好きなんでしょ」といわんばかりのてんこ盛り。前作のタイタニックもそうだった、観客が映画館にわざわざ足を運んででも見たいと思わせる要素をよく知っている
▼2億3700万ドルという巨額の制作費と構想制作に14年という歳月をかけているからできる事という人もいるかもしれない。それだけで、こういう映画がつくれるという訳ではないだろう。(山梨・OS)