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2010/06/30 | 緑は好きでも虫は嫌い(群馬・HM) |
2010/06/29 | w杯南アに思いをはせる(茨城・HS) |
2010/06/26 | 「はやぶさ」の残した功績(山梨・RA) |
2010/06/25 | 真に頼みとするは(茨城・KK) |
2010/06/24 | 書き順の意味について(埼玉・TN) |
2010/06/23 | 身近な服装からエコを(群馬・II) |
2010/06/22 | 言いたくても言えない事(東京・JI) |
2010/06/19 | マニュフェストの中身(茨城・MK) |
2010/06/18 | 反体制のヒーロー(茨城・KS) |
2010/06/17 | カーナビの落とし穴(埼玉・HS) |
2010/06/16 | 継承すべきものの大きさ(新潟・CS) |
2010/06/15 | 模索したい契約方式(山梨・OS) |
2010/06/12 | 小学生の疑問はヒント(新潟・KK) |
2010/06/11 | 電子書籍の潮流(茨城・KK) |
2010/06/10 | ラジオで故郷に帰る(埼玉・SW) |
2010/06/09 | 残したい匠の技(群馬・HM) |
2010/06/08 | アメンボの居るところ(茨城・HN) |
2010/06/05 | 逆境は大きなチャンス(長野・SK) |
2010/06/04 | 参院選挙後の空模様(茨城・HS) |
2010/06/03 | 夢と希望を自力でつかむ(埼玉・YW) |
2010/06/02 | 甦る遠い夏の記憶(山梨・SA) |
2010/06/01 | 超大型補強の結果は(茨城・MK) |
緑は好きでも虫は嫌い(群馬・HM)
2010/06/30
▼日差しが強い。暑さに弱い筆者にとってはきつい季節だ。仕事柄、外にいることが多い。夏の陽
は全身を容赦なく焼く。歩けば汗が出る。そんな時にちょっと一息つけるのが街路樹の木陰。信号待
ちの時など本当にありがたい
▼そんな街路樹で興味深いニュースがある。街路樹が多い仙台市泉区で、虫の駆除の要請が増え、
役所が悲鳴を上げているという。害がある虫ではなく、毛虫のようないわゆる「気持ち悪い」虫のよ
うだ。「緑は好きでも虫は嫌い」というのが駆除を求める理由だという
▼「環境保護」、「省エネ」という文字が日常的に飛び交い、環境への意識も高まってきたと思う
が、一方で感覚的には自然からの距離感は増しているのかもしれない
▼今の子ども達は自然に接することが極端に減っている。筆者が住んでいる所はかなり田舎だが、
虫採りや魚採りをしている子を見たことがない。一度、親水公園を建設するためのワークショップへ
取材に行った時、「川の水は汚いので直接入れないようにしてくれ」という要望があった。これには
驚いたが、実は当たり前で、水に入れる公園は浄化しているらしい
▼確かに雑菌はいるだろう。虫採りをすれば、蜂に刺されることもあるし、蛇に会うこともある。
川の中でも同じだ。危ないといえばすべて危ない。しかし、過保護にしすぎるのもどうか。これでは
虫が気持ち悪くなって当たり前。「虫がいるから駆除してくれ」では自然との共生など無理だろう。
街路樹でわずかな涼を取る。幹を這う毛虫。あまりにも当たり前の景色なのに―と少し残念な気持ち
でいっぱいである。(群馬・HM)