コラム

2010/07/16

美しすぎるをきっかけに(茨城・KM)


▼2009―10UEFAチャンピオンズリーグが5月22日にインテル・ミラノの優勝で幕を閉じ、6月11日に開幕したFIFAワールドカップも終了した。岡田ジャパンの快進撃で盛り上がった日本サッカーも落ち着きを取り戻し、地上波で放送されるサッカー中継も著しく減るだろう。楽しい時間はあっという間に過ぎる

▼「すぎる」と言えば、ワールドカップで「美しすぎるサポーター」として話題となったのがパラグアイ代表を応援するラリッサ・リケルメさん。同国代表の試合があるたびにパブリックビューイングに参加、バストの谷間にノキア製携帯電話を差し込んで応援する姿が世界的に有名になった。「優勝したら街中を裸で走る」との公約もあり、ワールドカップを側面から盛り上げた

▼日本でもここ数年「美しすぎる」がブームになっており、八戸市議会の藤川ゆり市議をはじめ、書道家、医師、獣医など職業ごとに美人が取り上げられている。近隣の中国や韓国でも「○○すぎる○○」が注目されており、イケメンすぎるホームレスまで出現した

▼端麗な容姿に職業や立場がプラスされることで魅力が増し、見る側の興奮度もアップする。美しすぎる海女さんとして注目を集めた大向美咲さんは、カメラを持った観光客(!?)が押しかけ、注目を浴び「すぎる」といった事態も起こったが、海女という仕事をPRするいい機会になった

▼3Kや談合など職業イメージのあまり良くない土木関係。公共事業の「必要性」や「やりがい」を知ってもらうひとつのきっかけとして「美しすぎる作業員」の出現が望まれるのだが、いかがなものだろうか。(茨城・KM)

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