コラム

2010/07/21

因果報応かもしれない(東京・YO)


▼「危ない!」ここは見通しの良い片側一車線の道路。まったく縁もゆかりもない3台の車が団子状態で走行していた。すると突然、先頭を走る車のペースに耐え切れなくなったのか、最後方に位置していた車がアクセルを踏み込み、強引に2台を追い抜いた。そして、あっという間に視界から消え去った

▼確かに先頭を走る車の前方は、どこまで見渡しても車の姿はない。かなり急いでいたのだろう。過ぎ去った時間を取り戻すかのごとく、走り去っていった。車体横に書かれた○×建設の文字とともに…

▼近頃は、鉄道駅の喫煙所も撤去されたところが多い。にもかかわらず、ホームの端には吸殻が転がっているのをよく見かける。受動喫煙による健康被害への影響も取りただされる今日、なぜ落ちているのか不思議でならない。駅の関係者が注意している姿など見かけたことがない。スタンスが不明瞭に違いない

▼改札口を出るなり、ポケットに手を入れ、たばこを取り出す人をよく見かける。ある時などは、すれ違うほとんどの人がたばこを吸っている場面に出くわすことも。おかしなことに、大概の人は携帯灰皿も持たず、火が付いたまま、排水溝や道路に投げ捨てる。つまりポイ捨てだ。自宅に着くまで、がまんができないのだろうか

▼道路には、交通ルールそして交通マナーというものがある。一方、喫煙マナーはどうだろう。路上禁煙地区に指定されていないのかもしれない、いや都内の指定区域でも、歩きタバコをよく見かける。嫌悪感を示す人も多いが、われ関せずである。世間から冷ややかな視線を受けるには、相応の理由があるのではないかと思う。(東京・YO)

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