コラム

2010/08/04

猛暑をいかに過ごすか(群馬・HM)


▼何しろ暑い。今年の7月中旬から下旬にかけての猛暑はすごい。激暑と言ってもいいかもしれない。夕立がない日は夜になっても涼しくならないので翌日は朝から暑いからたまらない

▼やはりと言うか、当然のように熱中症の被害者も尋常ではない。7月19日から25日までのわずか1週間弱の間で死亡者が57人だと言う。昨年は7、8月を通して47人、一昨年は16人だったというから異常に多いのが分かる。建設現場でも徹底した対策が求められている

▼この猛烈な暑さに接するたび、地球温暖化を実感し、省エネやエコ活動の重要性も改めて感じる。しかし、これだけ暑くなるとかえって省エネとは無縁の生活になってくる。家の中に居る時ぐらい涼しくしたい。エアコンの設定温度は25度。地球に優しくしているうちに自分が夏バテになってもしょうがない、と思ってしまう

▼一方で暑さを地域資源ととらえ、まちづくりに生かそうと埼玉県熊谷市では「あついぞ!熊谷」をキャッチフレーズに「暑さ」を自慢するかのようにPRしている。オリジナルTシャツなどはかなり売れているようだ。文字通り逆転の発想だ

▼筆者の夏の楽しみは、やっぱりキンキンに冷えたビール。夏バテ対策と称して食べるウナギもいい。自分でつくるかき氷も捨てがたい。これらには暑いからこそのうまさがある。要するにどうつき合っていくのか、という点が大切なのでは。熱中症もそう、省エネもそう。仕事はしなければならない。エコも大事だ。しかし、体はそれ以上に大切。毎年1回、必ず律儀にやってくる夏。楽しみながら無理せず乗り越えていく工夫が必要である。(群馬・HM)

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