コラム

2010/08/24

猛暑と祖母の教え(茨城・KM)


▼植村花菜が歌う「トイレの神様」が売れている。ミニアルバム『わたしのかけらたち』に収録されている楽曲で、3月10日の発売以来ロングセールスを記録。音楽配信サイト「レコチョク」にて着うたフル(R)の配信が始まると、初動1週間で約3万ダウンロードを達成。先月末のウィークリーチャートで堂々の初登場2位を獲得した

▼自身の実体験をもとに書き下ろしたというこの曲は、祖母や家族との行き違い、上京、そして祖母との死別などその半生を歌ったもの。「今もっとも泣ける曲」として話題になり、今月上旬には書籍化、9月には絵本化されるなど注目を浴びている

▼筆者も小学校時代になるが父方の祖母と同居していた。夏休み遊びに行く前には必ず手作りの梅ジュースを飲まされた。忘れようものなら「暑気うけっから!」と、ひどく怒られたものだ。なつかしい思い出だ

▼ことしの夏は特に暑い…。猛暑・酷暑の文字が連日踊り、熱中症患者も各地で例年をはるかに上回り、記録づくめである。労働災害としての熱中症も多く、建設業者の安全大会に招かれる労働基準監督署関係者は、建設現場での事故防止を訴えるとともに熱中症にも注意を促す

▼過日、業者の安全大会で「塩熱飴」なるものを目にした。これはミドリ安全?(東京都)が開発した水分補給サポートキャンディ。汗をかくことで水分と共に失われてしまう電解質を素早く補給することができる。重度熱中症の死亡率は30%以上。未然防止が重要だ。ぜひ現場では、水分と電解質の摂取を義務づけて欲しい。ばあちゃんが筆者に梅ジュースの飲用を義務づけていたように。(茨城・KM)

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