コラム

2010/09/29

帽子のエトセトラ(埼玉・TN)


▼今年の夏はことのほか暑かった。埼玉県の熊谷、さいたま、越谷の3地点では甲乙つけがたかった。暑い夏に、外出の際の帽子着用は必然だ。だが一口に帽子といっても数多い。一般には、野球帽などのキャップ、ハット類、ハンチング等が多く親しまれている

▼筆者は最近ハンチングに凝っている。夏物、冬物、黒、茶など4点も買い揃えた。50才を過ぎているせいか違和感なくかぶれる。このハンチングは、鹿打ち帽とも呼ばれ19世紀半ばイギリス上流階級の狩猟用帽子として生まれた

▼子供の頃、「七人の刑事」というテレビドラマで、俳優の芦田伸介さんがかぶっていたのを良く覚えている。また、映画「野良犬」では三船敏郎さんが白いハンチングで駆け回っていた。刑事や新聞記者のイメージが強い。最近は、漫画家・やくみつるさん、バラェティの木梨孝憲さん、俳優・地井武男さんなどが愛用している

▼しかし、よく観察してみるとハンチングに限らず帽子をかぶらない人のほうが多い。うっとおしいとか、汗で蒸れる、面白いのが帽子を被ると頭がはげる…といった理由があるようだ。実際は、男性ホルモンの影響によるもので、直接帽子に起因するものではないようだが

▼帽子をかぶる効果としては、日射病や熱中症対策以外でも、日焼け、しみ予防まで幅広い。美容的には夏に限らず大いに利用すべきだ。また、先日ある取材で建設現場に入るためヘルメットをお借りした。内部には、汗を吸い取るシートがついていた。長時間にわたる作業への配慮であろう。無骨そうだが、実はヘルメットだって帽子の立派な仲間なのである。(埼玉・TN)

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