コラム

2010/10/07

みんなの力と政治(埼玉・TN)


▼漫画「ドラゴンボール」。言わずと知れた鳥山明氏が描いた漫画。全世界でコミックス3億5000万部を売り上げるヒット作品。最近でもテレビでアニメが放映されており、ストーリーは知っていても、つい見入ってしまうほど楽しい

▼この作品で登場する人物でランチという女の子がいる。普段はおとなしいが、くしゃみをすると黒髪が金髪になり、凶暴化する。この女性は初期の段階で主要人物の一人として登場するが、サイヤ人が現れたあたりからなぜか見かけなくなる。その理由は、金髪になると強さが増す、スーパーサイヤ人とキャラクターの性質が同じになるという噂があるとかないとか

▼この漫画の最終回は、主人公の強さもさることながら、地球のみならず宇宙の生き物などみんなの気を集め攻撃する、元気玉で最強の敵魔人ブーをやっつける。やはり鳥山氏らしさが現れている

▼日本テレビのニュースキャスター新坊治郎氏著の『日本の恐ろしい真実』(角川SSコミュニケーションズ出版)が店頭に並んでいた。内容は、もう何年もの間騒がれている財政、年金、医療の破綻は防げるかどうかについて。読み進むと問題山積みであることがあらためてよくわかる

▼この本の最終章である「破綻を免れるヒント」では、消費税の制度設計をしっかり構築するべきとしているほか、法人税率など企業活動の阻害要因についても記述。農業のあり方についても言及。多くの日本人が弱点や欠点を指摘される内容だ。今後の打開策は、みんなの力や知恵を結集させ、その上に立つ高度な政治判断が求められている―という事だろうか。(埼玉・TN)

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