2010/12/11
いくつになっても(新潟・TH)
▼我が家で飼っている愛犬♀は今年で12歳。人間で言うとおおよそ64歳くらいにあたる歳になった。そのせいか最近、耳や目が悪くなっている。だが、キッチンの白菜をいつのまにか半分以上食べあさっていたり、人が目を離した隙に人が食べていたパンを奪い取っていったりと、12歳とは思えぬやんちゃさだ
▼よく飼い主とペットは似ていると言われる。ずっと飼っているうちにどちらかが似てくるのだと思っていたが、実は飼い主は、ペットを飼う際に自分に似ているペットを無意識に選ぶ傾向があるという。ならば、筆者の家族は愛犬のように愛くるしい瞳をしているだろうか?これは疑問ではある。しかし、食い意地がはっているところや、何かをやっかいな事を仕出かすところは筆者に似ている気がする
▼先日、犬にも「楽観的なタイプと悲観的なタイプ」がいることがイギリスの研究チームの実験で明らかになった。説明によると「人間の判断力は感情の状態によって左右され、例えばハッピーな人は曖昧な状況を前向きに捉えがちであるが、これが犬にも当てはまることが分かった」とのこと
▼実験では、楽観的だと判断された犬は飼い主の留守中に落ち着いていることが多いのに対し、悲観的な犬は飼い主が帰ってこないのではないかと不安げな様子を見せ、ほえたり悪さをすることが多かったという。我が家の愛犬はというと、帰宅すると静かに寝ているが、暴れまわった形跡も見受けられる。楽観的なのか、悲観的なのか…
▼人であれ犬であれ、いくつになっても物事を前向きに捉え、悲観的になるより楽観的に過ごしていきたいものである。(新潟・TH)