コラム

2010/12/16

運に頼らざるをえない時代(埼玉・NH)


▼一攫千金を夢見て、ジャンボ宝くじを毎回購入しているが、案の定かすりもしない。配当率が約5割と、公営ギャンブルの約75%と比べて格段に低く、歩が悪いのは承知しているものの、高額賞金につられて、買い続けている

▼宝くじ長者が明かす『当せんの秘訣』(宝くじ高額当せん者白書)によると、「運」が断トツ1位となっているが、当せんした人の運がいいのは当たり前。2位以下は「継続・忍耐」「日頃の行い」「ひらめき」「たくさん買うこと」などが挙げられている

▼くじ運と言えば、埼玉県発注の舗装工事入札では、複数の業者が最低制限価格で同額となり、電子くじで落札者を決定しているケースが数多く見られる。最低制限価格は事後公表となっているが、大半の業者が同じ会社の積算ソフトを使用しているため、このような結果になるようだ

▼一般競争入札が増えていく中、あらゆる業種の入札で熾烈な闘いが繰り広げられている。どの会社も何とか落札しようと、最低制限価格ぎりぎりのところを狙っているため、失格者が多く出ているのが現状。しかし、運のいい1社が2件も3件も落札することもあり、大きく明暗が分かれている。ただし、調査基準価格設定の入札や最低制限価格を設定していない入札で、半値以下で落札して利益が出るのか?首を傾けることも多い

▼今年の年末ジャンボ宝くじは、1億円以上の高額当選者が444人と、例年の2倍になっている。幸運を招くため、『運のいいひと、悪い人』(リチャード・ワイズマン著)でも読んで、どうしたら運気をアップできるか、いろいろ研究してみたい。(埼玉・NH)

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