コラム

2011/03/10

待たれる渋滞解消(埼玉・HS)

待たれる渋滞解消

▼取材に車を使うことは稀だが、国交省大宮国道事務所は最寄のJR宮原駅からも離れているので、今回も車で行くことにした。支局から約13km。ネットの道案内サイトでの所要時間約27分。しかし、実際は途中に渋滞箇所があるため、倍の1時間近くかかるケースがあり、取材アポイント時間の1時間前に支局を出発した。

▼大宮国道事務所までは、国道17号を北浦和、大宮と北上していくのが最短ルート。しかしこの、北浦和と大宮付近は駅に近いこともあり万年渋滞で有名な場所なのだ。地元の住民が使うような裏道も、北浦和の渋滞を回避するのみで、大宮の渋滞は回避できず、今回もアポイント時間の10分前に到着。たっぷり50分かかった。

▼大宮の渋滞を回避するには、迂回ルートの新大宮バイパスを使う方法もあるが、ここはここで、三橋付近から国道16号との合流地点までが常に渋滞しているのだ。平日の昼間、車での移動に渋滞はつき物なのだが、それによる損失は計り知れない大きさとなる。

▼国道17号は、埼玉県県央地域で唯一の幹線道路。関東地方整備局はさいたま新都心地区から大宮駅付近までを4車線化する与野大宮道路事業、新大宮バイパスの宮前ICから圏央道桶川北本ICまでの上尾道路?期事業を進めているが、完成まではもう少し時間がかかりそうだ。大宮国道事務所への取材は頭が痛い状況が続くことになる。

▼圏央道白岡菖蒲ICの開通が5月29日に決定したが、この圏央道で関越道と東北道が結ばれていない現状では、確かな整備効果は期待できない。「真に必要な道路」は何か?もう答えは見えたも同然である。(埼玉・HS)

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