コラム

2011/07/21

「緑のカーテン」について(山梨・OS)

「緑のカーテン」について

▼電力不足に備え「緑のカーテン」をつくった。節電を考えてか、単なる暇つぶしか父が近所のホームセンターで、土を入れるプランターにツルをまきつかせるためのネットとポール、肥料など1式をそろえ種は朝顔とゴーヤの2種類を用意した。

▼緑のカーテンには室温を1〜4度下げる効果があると言われている。無論それでエアコンなしでも快適に過ごせるという訳ではないが、見た目にも涼しげで節電につながることが期待できる。加えて朝顔の花とゴーヤの料理も楽しめる。

▼カーテンは日光で暖められるとそれ自体が熱を発し室温を上げる要因になる。しかし緑のカーテンは植物のため水分を含んでおり、暖められても水分が蒸発する際に熱を奪っていくため室温に影響しにくい。我が家でも今夏はそうした効果が期待できると楽しみにしている。

▼植えてから数日で目は出始めた。中には葉っぱらしきものが出始めているものもある。父も毎日水をやり大事そうに眺めている。このままグングン大きくなり、もうすぐ立派なカーテンになってくれるものと思っていた。しかし5月に植え1カ月が経った今も思ったほど成長していない。ツルは伸びてきてはいるがテレビなどで見る緑が覆い茂ったカーテンになるには程遠い感じだ。

▼育て始める時期を調べてみたが3〜5月頃と書いてあり間違ってはいない。父も「来年の夏用かな」などと冗談ぽく話しているが心配そうだ。筆者も何か足りないのではないかと気が気でない。節電効果はすでにオマケ化した。今はただ我が子の成長を見守るように、無事に育ってくれることだけを願うようになっている。(山梨・OS)

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