コラム

2011/08/19

土木テーマパークについて(茨城・HS)

土木テーマパークについて

▼テーマパークといえばディズニーランド(DL)を真っ先に挙げる人が多いのではないだろうか。日常では味わえない非現実的な夢の世界をアメリカ・日本・パリ・香港で提供する、世界一のテーマパークだ。東京DLは東日本大震災後、約1カ月休業したものの、再開時にはオープン前から1万人の行列ができて話題を呼んだ。

▼DL発祥の地アメリカには、『Dig This』という大人向けのテーマパークがあるそうだ。もちろんDLとは関係なく、こちらは可愛らしいマスコットやアトラクションを売りにしているわけでもない。では、一体どんなテーマパークなのか。

▼「Dig This」を日本語にすると「Dig(掘れ) This(ここ)」、つまり「ここ掘れ」になる。そう、ここは免許なしで重機を操作できる土木テーマパーク。広大な敷地の中、自由気ままにブルドーザーやショベルカーで遊べることを売りにしているのだ。

▼値段は3時間で2万〜6万円。最初に1時間の講習を受けて、その後は約2万?の中で遊び放題。決して安くない料金設定だが、女性を含めて幅広い客層を集めているそうだ。?日常で味わえない現実世界?に密かに憧れる人も多いのだろう。

▼日本では土地の問題から事業化は難しいかもしれない。しかし、建設フェスタの重機体験コーナーでは常に行列ができるし、子供が重機を動かしているのを、うらやましそうに見ている親の姿も多いる。何より大人が重機を楽しめれば、建設業へのイメージも変わるかもしれない。花咲か爺さんのようにはいかなくとも、試してみる価値はあるのではないだろうか。(茨城・HS)

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