コラム

2011/09/21

胸のマークは名誉の印(茨城・HS)

胸のマークは名誉の印

▼ワールドカップ制覇の偉業で国民栄誉賞を受賞し、加えてロンドンオリンピックの切符を手中にしたサッカー女子日本代表なでしこジャパン。あの感動もあって、国内リーグの観客は激増し、テレビや雑誌を連日賑わしている。

▼そのなでしこジャパンがワールドカップ帰国後初となる試合で、東日本大震災の復興支援チャリティマッチを、なでしこリーグ選抜と開催。国立競技場に2万人以上集め、見事なでしこジャパンが勝利した。

▼その試合で新ユニフォームがお披露目された。といっても、右胸に金色のエンブレム、左胸に星1つがついただけ。主なデザインは従来のものと変更はない。しかし、このエンブレムと星にこそ最大の価値がある。エンブレムはW杯チャンピオンの証で、次回のW杯まで日本にしか着用が許されないものだ。そして星の数はW杯の優勝回数を表し、1度でも優勝すればずっとその名誉を誇ることができる印なのだ。

▼これらのマークは、見る人が見ればひと目でわかる。新ユニフォームに袖を通した選手は、W杯優勝の事実をさらに実感したのではないだろうか。これからもその重みと誇りを胸に、全力でひたむきなプレーを見せてくれるだろう。

▼そこで建設業界も、優良工事表彰を受賞する度、作業着にマークをつけてみたらどうだろうか。一般人が現場近くを通った時、ふと胸を見て優良業者を示すマークがついていたら、安心してその場を通過できるだろうし、オシャレと無縁に思われている建設業を見直してくれるかもしれない。たとえ控えめなアピールでも、些細なことが印象を変えるきっかけになるものだ。(茨城・HS)

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