コラム

2011/10/18

不朽の名作と呼ばれる理由(茨城・KS)

不朽の名作と呼ばれる理由

▼ロックにコーラを愛するアメリカの高校生のタイムトラベル活劇、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が大好きだ。念願かなって映画館で鑑賞することができた。1985年に製作された同作は、いつまでも色あせない家族そろって楽しめるマスターピースといっても過言ではない。一体何が面白いのか。

▼主人公のマーティーは30年前の55年にタイムスリップし、大変なことを表す意味で「そいつはヘビーだ」と言う。そこで相棒の科学者ドクが「重さの話は関係ない」と切り返す。その掛け合いにいつも噴き出してしまう。今の日本語で言うならば、真剣なようすを表す?ガチ?や、揺るぎなく信頼があることを示す?鉄板?といったニュアンスだろうか。

▼ほかにも時代差によるカルチャーショックを面白おかしく表現している。例えば、マーティーは「カルバンクライン」の下着を着けているが、それを見た55年の女性は名前と勘違いしてしまう。デザインとして社名を大きく表記することは50年代にはありえないのだろう。

▼また、マーティーの着る朱色のダウンベストは、80年代こそ普段着として定着しているものの、50年代では救命胴衣にしか見えないらしく、「船乗りさんですか?」と何度も尋ねられる。

▼そしてパート2では逆に30年後の2015年へ。もはや車は空を飛び、宙に浮くスケートボード、薄型テレビに3D映画、自動でサイズ調整するジャケットやスニーカーなどなど、斬新な世界が広がる。すでに実現化しているものもあるが、いったい55年まであと4年でどれだけ実現しているのか、非常に楽しみなのである。(茨城・KS)

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