コラム

2011/12/21

新年の景気づけに(群馬・KS)

新年の景気づけに

▼ただひたすら休暇のことを考えがちなこの季節。長いようで短い一年に幕を下ろす年末休暇はすぐそこに。日本の年末は、静かでのどか。新しい一年をスタートするため、重い腰を上げるには、静かでのどかな町中に若干の喧騒も必要かなぁと感じている今日この頃である。

▼日本人はよく働くと言われている。寝る間も惜しんであくせく働き、長期休暇もなければ休みも取りにくい社会環境。働いてなんぼ―か。こんな言葉が頭をよぎる「働かざるもの食うべからず」。休まないで働くなんて、信じられない!といった国もあり、能力主義の国もあり、働くことすらままならない国もあり、考え方も現状もさまざま。

▼先述の言葉が必ずしもすべてに当てはまる訳ではないが、モチベーションを保つには、後押ししてくれる言葉のようにも思える。もとを辿れば聖パウロが怠慢な人へ宛てた手紙の一節として新約聖書に登場する。

▼年末年始は大概29日から3日までが多いのだろうか。筆者の友人には3日までの休暇が多いが、弊社は幸い4日まで。このことに感謝しつつも、働き過ぎの日本社会に、もう少し休暇が増えることを願いながら、年末休暇のその日をカウントダウン。ただ、注意したいのは迎えた元旦から始まる仕事始めへのカウントダウン。

▼だれもが一度は経験しているであろう、この皮肉なカウントダウン。なぜ無意味にカウントするのか。やはり静かでのどかな正月休暇。思考の先は新たな一年しかない。来年の仕事に大きく足を踏み入れるためにも、除夜の鐘が鳴る大晦日、景気づけに打ち上げ花火でも上げてみようかと思っている。(群馬・KS)

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