コラム

2012/02/03

携帯電話の行く末(茨城・NI)

携帯電話の行く末

▼最新の携帯電話には従来のコミュニケーションツールに加えて、エンターテイメントの色合いが濃くなってきている。遊び心をデザインに乗せた多機能携帯が、最新型のトレンドとして飾られ、街のオブジェとして、われわれの生活の風景と化している。

▼先日、筆者が使用している携帯電話の調子が悪いためショップを訪れると、陳列棚に並べられた最新の携帯電話デモ機を使って、ある親が子どもにテレビを見せて子守りをしているのを見かけた。親本人はファッション雑誌に夢中。

▼近年、出回っている最新携帯で欠かせない機能は、ワンセグ、お財布、テレビ電話、GPSの各機能と言われている。また、携帯のヘビーユーザーならば、日本の大部分の携帯であるブラウザーフォンに飽きたらず、いわゆるスマートフォンという部類の、主として海外のメーカーの携帯を選択。

▼Flash、PDF、Word、Excelの閲覧ないし編集が可能であること、アプリケーションソフトをインストールしてより高機能・多機能な携帯にできる。また、最近では、パソコンと全く同じOSを搭載するiPhoneが出現するに至って、携帯がミニパソコン化しつつある。

▼パソコン、デジカメ、テレビ、音楽プレイヤー、ナビゲーション、読書、ゲーム機、財布、それこそ何でも携帯に取り込まれていくこの時代にあって、残るは万全なセキュリティーということになる。そして、近い将来、携帯電話で生活の大半を済ませることができる。それは合理的で、夢のような世界だが、人と人との関わり合いが希薄になってくる。そんな時代がやってくる。(茨城・NI)

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