コラム

2012/02/18

何事も量より質が大事(東京・JI)

何事も量より質が大事

▼若い頃から食事においては「質」より「量」、大盛りおかわり当たり前という生活だった。特に揚げ物が大好きで、妻からは「油をオカズにご飯を食べろ」と言われていた。休日には自ら台所に立ち、自分の器には特別に多く盛るという悪事もはたらいてきた。その結果、年齢を重ねるとともに体重が増加。自分でも気になったため、周囲には内緒でダイエットを始めた。

▼方法は、最近テレビで知った「1日5食ダイエット」である。食事回数は多いが、1回あたりの量を減らし、胃を小さくすることが狙いだ。「質」を考え、野菜は必ず摂取するようにしている。開始から1ヶ月で、驚くことに4キロも痩せた。リバウンドで体重が増加しないよう気をつけたいところだ。

▼さて、全国市長会の地方分権改革検討会議では、毎度のように地域主権改革への反対意見が噴出している。先日の会合では、国から県に出している一括交付金(地域自主戦略交付金)の県による使途について不満の声が出ていた。お金の使い道の面でも「質」が求められている。

▼一括交付金では、交通安全施設整備費として信号機設置も対象事業に含まれている。しかし、ある市長によると信号機は増えていないという。「(対象事業に)信号機設置を入れたのは大失敗だ。我々は信号機をあきらめなければならない」と訴えていた。

▼ダイエットを続ける限り、大盛りはあきらめなければならない。しかし体重は減っているのだが、腹の出っ張りはあまり変わらない。食事改良だけでなく、運動もしなければならないのだろう。ダイエット手法の「質」を考える必要がありそうだ。(東京・JI)

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