コラム

2012/03/23

301本目のコラム(茨城・KK)

301本目のコラム

▼私事だが、去る3月9日(金)付小欄『幸せを計るものさし』が筆者300本目の出稿となった。それまで先輩が書いていた『水戸っぽノート』(他県版では『建設ノート』・『新建設ノート』)に執筆者として加わったのが1999年(平成11年)1月のことである。

▼「K君、君もぜひ書いてみろよ。月2本どうだ?」茨城県建設業協会の賀詞交歓会で、N社長に勧められて「では、第2・第4金曜日に」と思わず答えてしまったものの「えらいことになった」―図書館や古書店をまわって『天声人語』(朝日新聞社)のバックナンバーを探したり、テーマを決めるのにおおわらわとなる。

▼元プロボクシング世界フライ級チャンピオンで現在ジムを主宰する花形進さん。彼の座右の銘は「継続は力なり」。特筆すべきボクシングセンスはないと言われたが、努力を継続できる強靭な精神の持ち主だった。王座に就いたのはデビュー62戦目。実に5度目の挑戦だった。苦労人ながら底抜けの明るさをも併せ持つ。「勝ったことだけ覚えとけ。負けたことを思い出したらイヤになっちゃうだろう?」

▼今、小欄の執筆陣は40人ほどだろうか。大半が記者だが、経理や制作など多部署にわたる。女子社員も何人か書いている。ちなみに現在最古参の筆者は、営業担当である。通常業務でイベント記事などは扱うが、当然、記者に比べ圧倒的に記事量は少ない。

▼「コラムという自己主張の場が与えられているKさんは幸せだよ」と某読者氏。正直、納得できる作品は年に2、3本だが、花形さんの教えのように楽しみながら継続できればと思っている。(茨城・KK)

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