2021年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2020年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2019年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2018年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2017年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2011年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2010年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2009年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2008年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2007年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2006年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2005年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2004年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2003年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2002年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2012/04/28 | 豊かな自然と災害の脅威(東京・HM) |
2012/04/27 | 教えてくれた姿は忘れない(茨城・MK) |
2012/04/26 | 高さは権力と権威の象徴(埼玉・YW) |
2012/04/25 | 入学式で思うこと(群馬・SN) |
2012/04/24 | プロは自分の力で勝つ(茨城・HS) |
2012/04/21 | ダウンサイズの効果は(山梨・SA) |
2012/04/20 | 樹木の不思議な力(茨城・KS) |
2012/04/19 | 職業の存在意義(埼玉・HK) |
2012/04/18 | 電気も地産地消で(山梨・TH) |
2012/04/17 | 20年の節目と今後の20年(茨城・HS) |
2012/04/14 | 熟練工の爪切り(新潟・YY) |
2012/04/13 | 記憶よりも記録を残す(茨城k・KK) |
2012/04/12 | 求められる独創性( |
2012/04/11 | 建設業の衰退は国家存亡に(群馬・SN) |
2012/04/10 | 夜船と北窓を思いながら(茨城・KM) |
2012/04/07 | ガン治療にサポート(山梨・OS) |
2012/04/06 | 茨城の2チームに期待(茨城・MK) |
2012/04/05 | 自らを省みる春に(埼玉・YW) |
2012/04/04 | 公共事業は重要(群馬・AN) |
2012/04/03 | 設立総会での一幕(茨城・HN) |
豊かな自然と災害の脅威(東京・HM)
2012/04/28
豊かな自然と災害の脅威
▼今年も我が家にツバメが巣くった。春先の田舎暮らしは楽しい。近所で摘んできたツクシや菜の花
を食べる。草団子づくりにもチャレンジしようと思い、昨年から庭にヨモギも植えた。季節ごとに違
った顔を見せる日本の四季。子どもの頃から、世界でもこれだけ春夏秋冬が違った顔を見せる国は珍
しいと教えられ、それを誇らしく思っていた。
▼一方で、その自然が猛威を奮うことがある。地震、土砂災害、豪雪、火山。これらは表裏一体のも
ので、どちらかだけあるということはない。豊かな自然と災害の脅威。同居するこの2つと折り合い
をつけることが大切だ。
▼例えば豪雪災害。昨年の死亡者は131人、今年は130人(3月29日現在)。被害者は65歳以上
の一人暮らしが多い。まわりに頼める人もいない。かといって屋根に積もった雪も放置できない。そ
の結果の事故。こういった問題に最もスピーディに対応できると考えられているのが、人の手による
「共助」だ。地域コミュニティ、ボランティアによる雪かきなどの取り組みが進められている。
▼ちょっと変わったものでは、新潟県内で地域外の担い手による共助を進めており、そのため雪を知
らない人に対して、カンジキのはき方や歩き方、スノーダンプの使い方などの指導も実施している。
▼東日本大震災以降、こうした共助の取り組みが加速している。人と人の絆、助け合い、少し忘れか
けていたものが災害を契機に再びスポットを浴びている。皮肉なようでもあるが、災害に立ち向かう
強さを持っている日本が生み出した折り合いの付け方。それが日本人の持つ最大の武器である。(東
京・HM)