コラム

2012/04/07

ガン治療にサポート(山梨・OS)

ガン治療にサポートを

▼筆者が親しくしている友人がガンと診断された。日本人の2人に1人がガンにかかり3人に1人がガンで亡くなる時代。決して珍しいことではないが、友人は40歳代。頻繁に接している同年代の人間がガンに犯されたとなると、ガンの恐怖が現実味を帯びてくる。

▼「余命あと少しかな」などと笑顔で話すが、幼い子供2人の親でもあり、心の中は不安と恐怖でいっぱいだろう。若いから大丈夫などと高をくくっていた筆者にも、よりリアルなガンの恐怖を感じさせた。知人は幸いにも、ガンができた場所が手術しやすい場所で地域の総合病院であればどこでも手術できるという。

▼厚生労働省が2002年に発表したガンに関する研究報告書によると、ガンにかかる率も亡くなる率も増加を続け、2015年には「3人に2人がガンにかかり、2人に1人が亡くなる」状況になるという。ただ、それからしばらくは横ばいの状況が続くとしている。

▼最近では医療技術の進歩により、初期段階での発見であれば完治する見込みが高くなっている。とはいえやはり「あなたはガンです」と宣告されたら未だに死を意識する人は多いのではないだろうか。自分が死ぬかもしれない恐怖、治療する上での金銭的な問題、もし死んでしまった場合、残された子供の将来など様々な問題が頭を悩ませ、辛い治療にも耐えなければならない。

▼最近は、最先端の医療に対しサポートしてくれる保険も多種多様にあると聞く。しかし、本来であれば公的な保険が全てに適用されるようになることがベスト。それらに使われる税金であれば、上げてもらって全く問題は無かろう。(山梨・OS)

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