コラム

2012/05/31

スマホカーナビの威力(埼玉・HS)

スマホカーナビの威力

▼S氏は2月からの異動で、埼玉県北部地区の自治体担当となった。長年、県南部に住み、高校・大学から就職先も東京都内の「埼玉都民」。仕事、買い物など生活の大半を都内ですませて、自宅には寝に帰るだけの生活。京浜東北線の大宮駅より北側は、未知の世界だった。

▼担当自治体は、県土整備事務所で言うところの行田・熊谷・本庄県土管内。会社から一番近い加須市役所までは37kmを車で約1時間30分。群馬県境の上里町役場は69km、約2時間20分かかる。移動時間の調整はなんとかなるが、土地勘の無さをカバーするには、毎回地図を見るかカーナビを利用するしかないと考えた。

▼S氏はスマホのカーナビ機能を利用する事に。ショップで、アプリの「地図ナビ」を知る。「地図ナビ」は徒歩と自転車モードも選択できるカーナビで、利用料は月額315円。交差点などの分岐手前、500mと300m地点で音声案内が流れ、郊外の市役所や主要施設の案内なら問題なく使えた。

▼カーナビといえば、S氏には自家用車のカーナビで苦い経験がある。4年前のそれは、地図データの更新作業に多大な労力と時間を要して閉口した。それに比べて「地図ナビ」は、データのアップデートサイクルが早い。3月に開通した圏央道高尾山トンネルが約1カ月後には掲載されている。

▼S氏はきょうも、県北部の担当自治体巡りに「地図ナビ」を活用している。当然、電源は車のシガーライターから取るので、長時間の利用も問題ない。ただし、スマホ特有のタッチパネル操作には、購入後3カ月以上が経過しても慣れず、ミスタッチを繰り返しているらしい。(埼玉・HS)

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