コラム

2012/06/28

偉大なる70年代(埼玉・AO)

偉大なる70年代◆日本の高度経済成長期にあたる1970年代は、生活スタイルをはじめ様々な面で、大きな転換期であった。今から40年も前だが、10年一昔、いや5年、3年一昔と思える今にも生き続けているものが多い。

▼70年代に幼年期、少年期を過ごした40〜50歳代を中心とした読者諸兄にあっては、ルパン三世、宇宙戦艦ヤマト、ガンダムについては、記憶に残っているのではないか。ルパン三世については、小欄でも紹介したがルパンを中心に次元、五エ門、不二子と銭形警部を主要メンバーに世界を股にかけて活躍するストーリー。単なる娯楽の域を超えた作品としてファンも多い。

▼ヤマトは、何度も地球を救ってきた。近年では木村拓也さんを主演に実写版、アニメでも再度復活している。そして注目は、ガンダムだ。

▼70年代終盤に登場し最初は打ち切りの憂き目にあったが、それまでのロボットアニメの枠を超えたストーリー性のある作品として後の作品に影響を与え、設定を変えつつも新作が出続けている。また、グッズ、ゲームなどの関連商品も多く、市場は数1000億規模といわれる。さらにダイバーシティに代表されるように観光スポット的に多くのファンを集めている。

▼これら3作品は、時代を先取りしたコンセプト、世界観など現在でも通用する設定を70年代に確立していた。それが、ファン層を拡大しつつ今につながっている。当時の制作スタッフなどは、してやったりの感だろう。時代を越えても良いということだろう。人々の生活を支える社会資本整備の担い手である建設業も同様だ。長く後世に伝えられるインフラ整備に期待が高まる。(埼玉・AO)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら