コラム

2012/08/30

ストレスは人生のスパイス(長野・SK)

ストレスは人生のスパイス

▼現代社会で日常的に使われている「ストレス」。これは有害と捉えている傾向があるものの、実はストレスには「快」と「不快」があるのをご存じだろうか。「快ストレス」は夢、目標達成、良い人間関係などで、元気に生きがいをもたらせてくれる。「不快ストレス」は、人間不信、不安、恐怖などで、心が落ち込んでネガティブに捉えてしまう。

▼ストレスとは、外からの刺激・圧力により、丸い心が変形するもの。その変形した心が戻るうちは良いが、抑え込んでいると身体のどこかに異変が必ず出てくる。腹痛、胃痛、不眠など様々な形で表れる。これは心身症や神経症、うつ病になりやすいといわれる。

▼人は、「あいつは営業トップで期待されている」と言われれば、期待に応えなければと思う。「あれは真面目で人が良い」と言われると、真面目人間であらねばと思う。「あの人は何を言っても許す人」と勝手な思い込みで、事あるごとに皮肉や、自分のイライラを暴言でぶつける者がいる。

▼職場での人間関係に悩む人は実に多い。「人が自分を無視する」「何となくあいつは気にくわない」などからいじめに発展するケースも。よく「どの職場も同じ」と聞くが、それはごもっともで、人それぞれ生まれた場所、育った環境が違うため当然のことだ。

▼生きていく限り人は、周囲からの刺激を受け続けるため、ストレスは無くならない。心身ともに健康でいるためには、ストレスを自分の中にうまく取り込み、適切に吐き出すことが重要。「何とでも言え」「当たって砕けろ」式でいくと、少しは気が楽になる。ストレスは人生のスパイスなのだ。(長野・SK)

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