コラム

2012/09/13

今年も暑いぞ「熊谷」(埼玉・HS)

今年も暑いぞ「熊谷」

▼9月に入り、猛暑日は少し解消したが、まだまだ厳しい残暑が続いている。2007年に日本一の最高気温を記録した埼玉県熊谷市は、翌08年から「あつさはればれ熊谷流」プロジェクトをスタートし、市民協働による熊谷流の「環境共生型ヒートアイランド対策」に取り組んでいる。

▼プロジェクトの構成は、まちが暑くならない対策を講じる「冷ませ!熊谷」、快晴日数日本一の活用と快適な涼の提供に取り組む「天晴!熊谷」、商品開発・商品プロモーションに取り組む「アピール!熊谷」、温暖化防止の取り組みを応援する「扇げ!熊谷」などの6項目。

▼「冷ませ!熊谷」は屋上・壁面緑化などを実施。「天晴!熊谷」はJR熊谷駅に設置した冷却ミストなど。「アピール!熊谷」はシンボルキャラクター『あつべい』をデザインした商品販売や冠エントリー事業の展開。「扇げ!熊谷」はNPO法人による地球温暖化防止活動推進事業。「なるほど!熊谷」は健康対策として日本初の熱中症予防情報発信システムを導入した。

▼12年度当初予算の「暑さ対策事業」には、市民協働「熊谷の力」涼しさ体感190万円、熱中症予防グッズ配布1580万円、まちなかオアシス125万円、PR事業・暑さ対策CM放映193万円を計上している。

▼このような状況のなか、熊谷市内のある建設業者は、駐車場・プールサイド・通路などに塗布し、照り返し弱め、夏場のヒートアイランド現象を緩和させる「熱交換塗料」の販売を実施中。保育所の通路、学校の通学路、プールサイドなどへ導入すれば、一連のプロジェクトに大きく貢献できる事は間違いない。(埼玉・HS)

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