コラム

2012/12/12

ぐんまちゃんの奮闘(群馬・KS)

ぐんまちゃんの奮闘

▼ゆるキャラグランプリ2012が終了し、11月25日の結果発表で群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が26万512票で3位になった。1位は愛媛県今治市の「バリィさん」で54万7284票で1位との差は28万票も開いてしまった。群馬県人としては「ぐんまちゃん」は、ご当地が分かりやすく何でも似合う万能キャラクターだと思っているため少し残念でもある。

▼「バリィさん」は、2009年に今治市観光協会キャラクターとして誕生。今治名物の焼き鳥をモチーフに、来島海峡大橋の冠をかぶり、日本最大タオル産地の今治タオルの腹巻き姿で特注の船の形をした財布を持つ。身長は150?、体重150?、胴回150?と寸胴な体型が愛らしく、キャラクター設定も細かい。

▼一方「ぐんまちゃん」は、1994年10月に開催されたゆうあいピック群馬大会のキャラクター「ゆうまちゃん」として誕生し、2008年に2代目ぐんまちゃんを襲名。さまざまな変装で県民を楽しませる2月22日生まれのポニー7才。プロフィールが少しばかり乏しいが、前身は83年のあかぎ国体で登場した4本足のぐんまちゃんが初代を務めた年代物でもある。

▼実はお年寄りが現代の若者に張り合えているとは、作者に称賛の意を表したい。色々なゆるキャラが誕生するが、ゆるキャラとして認められるため、郷土愛に満ちたメッセージ性、立ち居振る舞いが不安定かつユニーク、愛すべきゆるさを持ち合わせている3条件が必要という。

▼筆者としては、そこに「3次元でもかわいらしさを失わない」が加えられれば向かうところ敵なしだと思うのだが。(群馬・KS)

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