コラム

2013/02/01

忙しくても安全作業(新潟・SS)

忙しくても安全作業


▼深夜、近所の新築現場がライトで照らされる中、なにやら人影が。覗いてみると職人さんがコテを

持ち、駐車場土間のコンクリートの仕上作業をしていた。昼間だけでは時間が足りなかったのだろう

か、寒い深夜の作業は大変そう。


▼翌日は朝から雪。テレビの週間天気予報を見ると、雪や雨のマーク。コンクリートを打設するタイ

ミングは前日しかなかったのだろう。ブルーシートで養生された土間コンクリートをみて安心した。

雪国の工事現場ではこれから、天気との戦いになる。山間部の豪雪地帯では毎年雪に埋もれてしまう

ので、施工を諦めることができるが、平野部は、天気予報とにらめっこが続く。


▼新築の店舗工事などでも、深夜に作業をしているのをよく見かける。本来なら夜間工事はコストが

高くつき、安全面でも、近隣への迷惑と言う面でも薦められたものではない。店舗などは、レイアウ

トや部材の変更などで、その時間的ロスのしわ寄せが工期に影響することは多い。


▼以前よりは分散されたとはいえ、公共工事等もこれから年度末の工期に向けて忙しい工程になるこ

とはよくある。特に最終工程に携わる人は大変で、建築工事だったら、内装仕上や外構工事、土木工

事であれば舗装や区画線など、暗くなってからライトを照らして作業している。


▼正月や5月のゴールデンウィーク等、長い休みで、仕事モードになっていない時期などが特に事故

が多いという統計もある。休み明けに注意喚起の意味で安全大会をする作業所もある。また、年度末

が迫っている。前述の通り工期が厳しいケースが多い。安全作業で乗り切ってほしい。(新潟・S

S)


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