コラム

2013/03/28

身に付けたい読書の習慣(群馬・AN)

身に付けたい読書の習慣


▼若者の読書離れを受け、群馬県立女子大学の附属図書館が『学生時代に読んでおきたい本』と題す

る冊子をまとめた。学生からの「何を読んだら良いか分からない」や「おすすめの本を教えてほし

い」との声を踏まえ作成したのだという。学長をはじめ、16人の教員が学生時代に読んでおくと有意

義になると考える図書が紹介されている。


▼読書メーカーというウェブサイトがある。読んだ本を登録すると冊数とページ数がグラフで記録・

管理され、どれだけ読んだかを把握することができる。グラフ化することで自身の中に達成感が生ま

れ、読書の習慣が身に付くらしい。


▼また、日本中の読書家と読んだ本についての情報を共有でき、本の感想などを語り合うこと、さら

には多くの読書家とのコミュニケーションによって、おすすめの本や作家の情報も得ることができる

ため、若者の読書離れに大きく寄与するのではと期待されている。


▼読書の習慣もそうだが、健康を考えた時、非常に大事なのが運動の習慣。しかし、それを習慣づけ

ることは非常に難しい。休日ならまだしも、日々の仕事を終えたのちの運動は忙しい現代人にとって

困難だ。その一方、何かにつけてサボる筆者にとっては格好の言い訳となっている。


▼「1冊の書を見出すこと、そのこと自体がすでに読書の楽しみであり、これらの書を手掛かりに鋭

い批判精神を養ってほしい」とは冊子を取りまとめた付属図書館の館長。確かに、作家が唱える考え

を批判的なスタンスで読み解くことが読書の醍醐味とはよく耳にする。読書を習慣づける大切さを再

考したいと思った。(群馬・AN)


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