コラム

2013/05/11

暗殺50年後に再びケネディ(埼玉・YW)

暗殺50年後に再びケネディ


▼第35代米国大統領のケネディ暗殺から50年の今年、駐日大使にキャロライン・ケネディ氏が就任す

る見通しだ。キャロライン氏は、キューバ危機やベルリンの壁建設、米ソ宇宙開発競争といった歴史

的事件に取り組んだ偉大な大統領ジョン・F・ケネディの長女である。実現したなら、ケネディフ

ィーバー一色になり、過激な報道で悪名高いパパラッチが大挙して来日すると伝え聞く。


▼駐日大使の任期は大よそ4年のためルース現大使は8月退任の見通しだ。ケネディ元大統領への憧

れを抱く日本での話題性は大きいであろう。ケネディ暗殺事件は20世紀最大の謎であるが、元大統領

は、報道に与えられるピューリッツァー賞を受章するなど数多くの名言を残している。親譲りの才覚

で、彼女の口から「何か真相が語られるのでは」との期待があり、彼女の行動や発言はすべてに注目

の的だ。


▼彼女は2009年上院選挙に立候補したが「なんだあの幼稚言葉は」と批判され、断念した経緯が

ある。筆者が偶然TVで見たインタビューで彼女は「You know…」を100回以上使っていた。日本

語に訳すと「あのね」「それでね」といった類の意味を連発したのである。


▼キャロライン氏は日本のことが大好きで、俳句などもたしなめるほど。これまで歴代駐日大使は比

較的大物が就任している。米国の報道では、政治家でなく外交経験もない彼女の評価はそれほど高く

はない

▼キャロライン氏駐日大使決定の暁には、大きな明るいニュースであり、未来志向の新たな日

米関係が構築されることを期待したい。再びケネディが世間を騒がすのであろうか。(埼玉・YW)


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