2013/06/13
「今までは」は通じぬ時代(東京・HM)
「今までは」は通じぬ時代
▼スマートフォンを持つようになってもう3年近くになるが、まったくと言ってって良いほど活用で
きていない。唯一便利だと思うのは、いつでも地図が見られること、あとは電話とメール、カメラ機
能ぐらい。スマートフォンでなくてもいいが、操作性の良さに慣れてしまって持ち続けている。
▼それを見かねた知人が面白いゲームを紹介してくれた。パズルゲームとロールプレイングゲームを
融合させた「パズル&ドラゴンズ」というゲーム。やってみたらなかなか面白い。電車に乗っている
ときなどの時間つぶしにちょうどいいと気に入って使っていたら、いつの間にか大ヒットのゲームに
なっていた。その知人は先見の明があった訳だ。
▼しかし、さらに驚かされたのは、「これは流行する」と直感したその知人はそのゲーム会社の株を
買っていたから仰天である。金額ははっきりと言わなかったが、相当「儲けた」らしい。筆者には
ゲームを見て、株を買う発想自体がなかったので感服した。
▼民主党から自民党へ政権が変わり、アベノミクス効果で株価は乱高下するものの上昇を続けている。
機を見るに敏な投資家たちはいつでもチャンスをうかがっているものだ。
▼建設業界も大きな変革の時期にある。投資家ほどではないにしても、今まで以上にアンテナを高く
する必要がある。社会保険の未加入対策など国の動向も見守る必要がある。また、公共だけではなく、
地域の細かな民間ニーズに対応できるような「町医者」としての役割りもこれまで以上に求められて
いる。「このやり方で何10年もやってきた」では通じない時代になってきているのだ。(東京・H
M)