シミュレーションの薦め(群馬・ＭＨ）

シミュレーションの薦め

▼過日、妻と一緒に東京・お台場へ出掛けた。電車で行くか、車で行くか迷ったあげく、最終的に車

を選択した。２人で行くなら１台に２人乗れる車が割安で、休憩したい時にすぐ止まれ、道案内はナ

ビに頼れば安心だ。たまには長距離ドライブも楽しいだろう。色々な景色を見ながら会話も弾むだろ

うと安易な考えでの選択で、夢と希望を胸に出発した。

▼拙宅を出発し、混み合った市街地を抜け前橋インターへ。関越道に入り早速快適ドライブの始まり

だ！と思った次の瞬間、勢い良く追い越して行った車が跳ね飛ばした石が、フロントガラスに激突。

ゴンと言う大きな音と共にフロントガラスにヒビが入った。

▼想定外の事態に筆者も妻もビックリし、大げさではあるが一瞬自分達が無事で良かったと顔を合わ

せてしまった。それでも関越道が順調に流れたお陰で快適なドライブが出来、先刻の悲しいハプニン

グは徐々に頭から離れていった。

▼しかし首都高に入ると慣れない車線変更にとまどって、間違ってインターチェンジを何度も降りて

しまい、余分に料金を払ってしまった。加えて渋滞に巻き込まれ、妻はトイレに行きたいと言い出し、

ギリギリまで我慢させることに。

▼結果的には電車で行った方が良かったかもしれないと反省しきりである。跳ね上がったＥＴＣの請

求と共にガラスの修理代に頭を抱えた。出掛ける際には感覚だけではなく、様々な事を想定したシミ

ュレーションをする事がいかに大切かを実感した。これは旅行だけの話ではない。日常生活でも常に

意識をし、最適な方法を選択していくことが効率化につながるはずである。（群馬・ＭＨ）