コラム

2013/07/02

黄カード覚悟で熱中症防止(茨城・KM)

黄カード覚悟で熱中症防止


▼ケーズデンキスタジアム(水戸)で、水戸ホーリーホック対ガンバ大阪戦が行われた。観客数は今

季初となる1万人超えの1万25人。ホームゲームでは2010年10月の柏レイソル戦に次ぐ観客数と

なった。水戸は負けてしまったが、選手は素晴らしい試合を見せてくれた。この一戦が今後の観客増

につながることを期待したい。


▼Jリーグは、アジア・チャンピオンズ・リーグが秋春制になる可能性を踏まえ、同期へのシーズン

移行に向けて動いている。暑さはプレーの質を落とすと言われているので、高温多湿な日本の夏を避

けるメリットはあるだろう。しかし、一方で寒いよりは暑い方がまだ…などとする考えもあり、複雑

な心境だ。


▼暑く湿っぽい日本の夏で注意すべきは、やはり熱中症だろう。いつのころからか、熱中症対策の指

標としてWBGT(湿玉黒玉温度)が導入された。人体の熱収支に影響の大きい湿度、放射、気温の

3つを考慮し、湿玉温度、黒玉温度、乾玉温度の値を使って計算する。


▼日本体育協会は、WBGT、湿玉温度、乾玉温度の3つを基準に熱中症予防運動指針を明示。環境

省はホームページで、WBGTの予測値と実況推定値を提供、メール配信もしている。


▼サッカーでは勝つために監督が采配を振るい、ピッチ上では選手が声を掛け合う。建設現場では文

字通り、現場監督者の的確な采配、チームメンバー(作業員)の声掛けが、失点(熱中症や労災)防

止につながる。失点を防ぐためには、イエローカード(周りに口うるさく思われる)覚悟で止めにい

く(注意する)判断も必要だ。失点(事故)してからでは遅いのだから。(茨城・KM)


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