コラム

2013/07/30

新監督の采配に期待(茨城・MK)

新監督の采配に期待


▼昨シーズンのヨーロッパチャンピオンに輝き、国内のリーグ戦とカップ戦を制したドイツのプロフ

ットボールクラブであるバイエルン・ミュンヘンの新監督にスペイン人のジョゼップ・グアルディオ

ラ氏が就任した。


▼彼はまだ42歳だが、一昨年シーズンまで4年間率いたスペインのFCバルセロナで多くのタイトル

を獲得。試合内容もすばらしく、史上最強との声まで挙がった。バルセロナ退団後、どのチームを率

いるのか注目が集まり、選んだのがバイエルンだった。


▼新監督としての就任会見が注目された。どんな理由でバイエルンを選んだのか、どういう舵取りを

するのか等々。契約交渉を進めた会長は「世界一、有能な監督と契約できた」と興奮気味だったが、

新監督は冷静だった。「私のことを第一に考えてくれたクラブに心から感謝しています。バイエルン

のために仕事ができるのは?幸せな贈り物?です」とあいさつ。その謙虚な姿勢は、これまで大目標

をぶち上げる監督を見てきた地元メディアを驚かせ、感心させたと伝えられる。


▼新監督はチームをどう率いるのか。彼は述べた。「選手が私に合わせる必要はありません。合わせ

るべきなのは私なのです。なぜなら、サッカーとは監督ではなく、選手のものですから」。成功を収

めたチームに変化を求めず継続路線を打ち出した。


▼だが大きな困難はこれからだ。チームは昨シーズン、全てのタイトルを勝ち取った。これまで以上

に選手たちのやる気を奮い立たせ、士気を保つのは容易ではない。しかし彼は言い放った。「だから

こそ、やりがいがあるのです」。新たに挑戦する新監督に注目したい。(茨城・MK)


厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら