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市役所の人、実は建設業者(東京・HM) 2013/09/28
市役所の人?実は建設業者
▼集中豪雨に竜巻、一方で水不足、温暖化による異常気象。というより少し前まで異常だったものが、
これからは通常になってしまうのかと不安になるほど連日のようにこの様なニュースが流れる。
▼先日、竜巻被害の現場で、災害協定を結んでいるであろう建設業者ががれきなどを撤去している様
子がテレビで放送された。しかしリポーターは「おそらく市役所の方と思いますが、片付けが続けら
れています」と伝えた。「そんな馬鹿な」と思ったが、それが一般的な印象なのだろう。
▼東日本大震災の際、建設企業は自分たちも被災者でありながら、まっさきに現場に駆けつけ応急復
旧にあたった。しかし、それが大々的に報じられることは少なかった。どうも災害時等の際、建設業
者は県や市役所など官側の一員と見られることが多いようだ。官との災害協定に基づいて作業するた
めもあるが、どのような復旧作業が行われたかなどの情報が官側から発表されることも要因らしい。
リポーターの発言はまさにその誤解を裏付けるようなものだ。
▼現在、国土交通省は有識者会議を設置し、建設業の広報のあり方についての検討を進めている。そ
の中では当然、災害時の活動などをいかに正確に発信していくのかが大きなテーマになっている。
▼災害時の応急復旧作業などを自ら宣伝することに、何らかの抵抗感を感じるのが建設業で働く人の
感覚だろう。そういう考え方も分かるが、その結果が「市役所の人」になってしまっている。過大に
宣伝する必要はないが、きちんと果たしている社会的役割を世間に知ってもらうことは必要だと改め
て感じる出来事だった。(東京・HM)
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