コラム

2013/10/26

ネガティブモデル(甲府・TN)

ネガティブモデル


▼筆者は時々ネガティブモデルの栗原類さんに似ていると言われる。彼はイケメンモデルではあるが、

消極的、後ろ向きな発言が多いネガティブを売りにした日本のファッションモデルであり、タレント

である。


▼昼飯を食べていた先日、隣に座っていた高校生数人が栗原類のことを話題にしていた。恐らくこち

らを見てのことなのであろう。気遣って「彼はカッコイイ」と会話を終わらせて出て行った。今さら

ではないが、ネガティブといえども、プロとしてモデルになっているということは、ある意味幸せで

あると思う。


▼先の関東地方整備局と山梨県建設業協会との意見交換会の席上、「年収約391万円で、結婚して

子育てができるかどうか疑問」「一級(土木・建築)施工管理技士の受験資格は10年以上の実務経験

が必要とされており短縮を要望したい」―などの意見や要望が出された。


▼受験資格については、8年の経験に短縮するとの方針が固まっている。また、建設業のイメージア

ップについて、災害時には自衛隊より早く現地に入り、危険な作業にも関わらず道を開ける作業にい

ち早く着手している。にもかかわらず、アピール度が足りないので、今後、自衛隊を見習い広報活動

を強化したいとの協会の意向が示された。しかし、年収については明確な解決につながる策は聞かれ

なかった。


▼今回の意見交換会での事案は、建設業に入職して間もない人や、これから業界に携わる人にとって

は、まさにネガティブモデル。意見交換会はこのような現状を改善するには良い機会だが、現在の景

気を含め前に進むにはまだまだ容易ではない。(甲府・TN)


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