コラム

2013/11/02

ドラえもんの道具あれこれ(山梨・TH)

ドラえもんの道具あれこれ


▼毎年9月3日が近づくと「ドラえもんの誕生日だ」と大人になった今でも思う。誕生したのは西暦

2112年。約100年後にあたる。筆者は子供の頃から藤子・F・不二雄作品が大好きで大人にな

った今でも「ドラえもん」や「キテレツ大百科」などの作品を見てしまう。この2作品で共通するの

は「道具(アイテム)」の存在。


▼作品の魅力の一つで不思議な効力を持った数々の道具は子供の頃から魅力的だった。その当時に思

ったのは辛かったマラソン練習。「もし何時でも好きな時に雨を降らすことが出来れば練習をしなく

ても済むのに」と思うことも一度や二度ではない。ところが現在は人工的に雨を降らす装置があるこ

とを初めて知った。


▼猛暑になり全国でも有名になった山梨県だが今年は特に熱かった。記録的な小雨による渇水対策の

一環として、東京都が山梨県甲州市にある犬切発煙所などで「人工降雨装置」を12年ぶりに稼働した。

犬切発煙所は多摩川と小河内ダム(東京都奥多摩町)の渇水対策のため1966年に建設された。国

内でも東京都だけが保有する。


▼降雨装置は雨粒の核となるヨウ化銀を蒸発しやすいアセトンと混合し燃焼させて送風機により煙突

から噴射。雲の中で結晶させ雨を降らせる仕組み。今回は甲州市内で雨が降らなかったが、もし装置

で自由に雨を降らせることが出来ればすごい発明だ。


▼ドラえもんの道具の中には既に実現しているものが数多い。形状などは異なるが「糸なし糸電話」

(携帯電話)「インスタント旅行カメラ」(パソコンのフォトショップ)に当てはまる。更なる科学

技術の進歩が楽しみだ。(山梨・TH)


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