コラム

2013/11/07

改めて結婚を考える(群馬・KS)

改めて結婚を考える


▼晴れて姉が結婚した。実にめでたい。二人の姉はまだ嫁いでいなかった。ようやく決まった結婚は、

わが家の大きな出来事だ。これで両家に一人ずつ家族が増えたのである。筆者には初めて『兄』がで

きたわけで、新鮮な感覚を覚えるとともに、結婚とは当人たちだけでなく、両家や周りの友人たちを

も巻き込む、人生の一大事だと言うことを体感した。


▼この出来事で「区切り」と言う言葉をよく耳にした。両家のメッセージには大切に育てた娘、息子

への想いがふんだんに盛り込まれ、みんなが二人を祝福し、また、祝福されることで二人の自立心を

確立する手助けになっているのだろうと実感した。


▼結婚は、親への甘えや依存を配偶者へ切り替えたり、親自身が子どもを心配する気持ちに区切りを

つけるものであった。これまでは結婚に魅力がなかったが、家族が増えることには嬉しさがあり、あ

る意味、結婚は人間の仕事であるような気になった。


▼フランスでは1789年に始まったフランス革命をきっかけに女性解放運動が盛んになり、事実婚

を広く定着させるきっかけとなったようだが、日本でも、近年女性の社会的地位の確立により、社会

への進出が増え男女ともに晩婚化が進んでいる。これは女性の地位が確保され、社会的・経済的安定

を得て、男性と同じ社会の土俵に立ったからこそ、結婚にこだわらないのだろう。


▼非婚化や晩婚化に、さまざまな要因があるにせよ、結婚し、家族が増えることは実に良いものであ

る。これを機に、なぜ日本で晩婚が進むのかなど、結婚とはなんたるかをもう一度考え直して見よう

と思う。(群馬・KS)


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