コラム

2013/11/08

日本の鍋料理「おもてなし」(新潟・TH)

日本の鍋料理「おもてなし」


▼新潟県糸魚川市で今年、台風24号が及ぼしたフェーン現象の影響で35・1℃を観測したほか、県内

各地で30℃を超え真夏のような暑さとなった。しかしこのところ朝晩はめっきり肌寒くなってきた。

目覚めのコーヒーもアイスコーヒーから、いつのまにかホットコーヒーに様変わりした。秋の終わり

をしみじみと感じている今日この頃である。


▼秋の代名詞と言えば、「スポーツの秋」、「芸術の秋」など秋ならではの楽しみが盛りだくさんあ

るが…、なんといっても「食欲の秋」が一番。松茸にお芋にきのこに栗。そしてこの季節、恋しくな

るのが「鍋料理」である。


▼日本には多くの鍋料理があるが、特に今年はアベノミクス効果もあり、高級食材を使ったプチ贅沢

な鍋が流行の兆しを見せているらしい。今年ブームのブランド肉を使った高級肉鍋や伊勢神宮が遷宮

した、今年以外味わえない、伊勢海老鍋、豊作と言われている松茸を贅沢に使った松茸鍋などが巷で

話題になっているそうだ。また、あのあまちゃんブームに乗ってウニ鍋を出しているお店もあると聞

く。ということは、もしかして倍返し鍋にオリンピック鍋、お・も・て・な・し鍋なども、これから

メニューにお目見えしてくるかも知れない。


▼日本の鍋料理、そのルーツには地産地消と物を無駄にしない精神がある。その土地で採れた旬なも

のを使って、自然の恵みを最大限に活かすのが日本の鍋料理といっても過言ではない。


▼来年4月にはいよいよ消費税が3%増税される。鍋料理と同様、われわれの税金も無駄にせず有効

に使ってほしいと願わずにはいられない。(新潟・TH)


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