コラム

2014/01/08

自転車のすすめ(東京・HM)

自転車のすすめ


▼友人に進められて自転車のダウンヒルを始めた。マウンテンバイクで山道を登り、一気に降りてく

る。短いコースでも1時間以上かけて、時には自転車を押しながら登り、下りはたったの10分程度。

しかし、砂利道を激走するスリルと爽快感は格別だ。スキーに似ていると言うと分かりやすいか


▼寒くなってからは、妻と一緒に街なかへサイクリングにも出かけるようになった。水筒にコーヒー

を入れて、おにぎりを持って公園を目指す。平地を軽やかに走ると、山とは違ったのんびりした楽し

さがある


▼街なかを自転車で走ると、走りやすい道路とそうでない道路がよく分かる。大きな道路で歩道の中

に自転車帯があれが理想的だが、それでも、路地が多く自転車帯が細かく途切れているところは、見

た目の印象よりも走りにくい。また、せっかく歩道が整備されていても、途中でなくなってしまって

いるような道路は、やはりあまり使わない路線になってしまう


▼当たり前だが、歩道がない道路が一番走りにくい。自転車に乗っていると、自転車の存在が中途半

端なことがよく分かる。歩行者にとっては自動車に近く、自動車から見ると歩行者に近い。どちらか

らも嫌がられているのがよく分かる


▼一方、自転車が非常に優れた乗り物であることも再認識した。平地ならば、40?程度の移動はそれ

ほど苦にならない。こんなに省エネ性能が優れた乗り物は他にない。自転車に乗れる体力がある人に

はもっと広まればいいと思う。そのためにも、自動車、歩行者、それに自転車が安全に共存できるよ

うな道路づくりが早く進むことが望まれる。(東京・HM)


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