コラム

2014/03/26

ライバル出現高まる商品(群馬・SS)

ライバル出現高まる商品


▼歴史的な豪雪に見舞われた先月が遠のく陽気だ。本当に春が来るのだろうかと思わされるような大

雪だったが、たった1カ月で劇的に気候が変化した。日々の生活を送るにはこのくらいがちょうどい

い。待ちに待った球春到来である


▼ことしのプロ野球はもっぱらセは読売ジャイアンツ、パはソフトバンクホークスという見方が大勢

を占めている。中には「独走。ライバルはいない」といった極端な意見もある。昨年24勝無敗という

前人未踏の大記録を打ち立てた田中将大投手を擁して初の日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグ

ルスはどうなるだろうか


▼気候が暖かくなり、コーヒーもホットではなくアイスを飲む機会が増えてきた。いまや国内で最も

多く店舗展開しているコーヒーチェーン店はセブンイレブンと言われている。コンビニコーヒーはワ

ンコインで手軽に買える点が最大の売りなのだろう。消費者心理をがっちりとつかんだ素晴らしいア

イデアと改めて感心する


▼突然、ライバルが大挙して現れ、既存のコーヒーチェーン店はさぞ戦々恐々としていると思いきや、

どうやら違うらしい。ライバルの出現により「業界が盛り上がる」「入れたてコーヒーに興味を持っ

てもらえる」と大歓迎のようだ。裏を返せば自分たちが焙煎するコーヒーに確固たる自信を持ってい

るということか


▼いずれにしても双方が覇権を争って、より高品質で低価格な商品を提供してくれることになれば消

費者にとってはありがたいこと。これはプロ野球界にもあてはまる。春先から1チームが独走ではつ

まらない。強力なライバル球団の出現を願ってやまない。(群馬・SS)


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