コラム

2014/05/14

若者にエール贈りたい(群馬・AN)

    若者にエール     贈りたい

     

▼4月に初任     給を頂いたフ     レッシュマン     も多かったろ     うと思う。新     入社員にとっては毎日が緊張と勉強の連続であるものの、ありがたく受け取った初任給で何を買おうか迷っている人も多いはず。しかし、気を緩めてはならない。これからも引き続き、社会人としての様々なマナーを身に付けていく日々が待っている

▼群馬県建設業協会では、4月に会員企業を対象に新入社員研修会を初めて開催した。当日は105人がビジネスマナーや建設業の基礎知識を学んだほか、各講義の開始、終了にあたっては参加者が『起立』や『着席』といった号令、講師のプロフィール紹介も行うなど参加者主体の研修会となった

▼今の業界は転換期にあると言えるものの、最大の課題である人手不足は解決の糸口すら見当たらない。いまだに課題は山積のままだ。しかし、取材中、自身の将来と建設業界の未来に希望を持った彼らの姿を見ていたら、何だか心が洗われるような感覚に陥った

▼「建設業って何」と不意に聞かれたことがあり、その返答に窮した経験を持つ。ふと「生命・財産を守る産業」と曖昧な回答をしてしまった。だが、なぜか質問者は納得した。災害などに対し、先陣を切って活躍する建設業の姿を知ったからだという

▼新入社員研修会では『仕事の本当の面白さが分かるのは、何年も経ってからかもしれない。それに気付くまで頑張ってほしい』といった業界で活躍する先輩からのメッセージが紹介された。楽しさの反面、当然厳しさも有する。その荒波に向かう、研修会出席者全員にエールを贈りたい。「業界の将来は君たちにかかっている」と。(群馬・AN)

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